別れさせ屋に依頼するとはっきり決意しても、まだ不安が残りますよね。利用体験談や口コミ・評判の数は少なく、依頼から別れさせ成功にいたるまでの流れは分かりづらいものです。
できるだけ誰も傷つけずに目的を達成するために、心がけておきたいことをまとめます。
別れさせ屋とはどんな仕事?
そもそも別れさせ屋とは、ターゲットを誘惑する「別れさせ工作」だけが仕事ではありません。調査段階を含む4ステップが別れさせ屋の業務範囲です。
調査や事前のヒアリングなしでいきなり工作を始めると、別れさせ工作の成功率が著しく低くなります。そればかりか、ターゲットに工作がバレて大きなトラブルになりかねません。「すぐに工作を始めてほしい」と思っても、そうはいかないことに留意してください。
別れさせ屋の業務4ステップ
①浮気調査する
②調査結果に基づいて工作プランを練る
③工作を実行する
④工作成功後は「復縁したい」等の希望に沿ってアフターフォローをする
もともと別れさせ屋は「興信所」や「探偵」から派生したものです。
離婚率や恋愛トラブルの増加を受けて、浮気調査から関係のもつれ解消までワンストップで出来る専門業者として流行しはじめています。とはいえ、怪しい会社ではありません。次に紹介する注意点に沿って、悪徳業者を選別しましょう。
依頼前の注意点「悪徳業者を見分ける」
別れさせ屋を名乗る悪徳業者が増えていることをご存知ですか? 依頼を達成するために違法行為も辞さない会社や、依頼人の弱った心につけこむ詐欺集団すら存在します。
別れさせ屋とは、行政府に届出を提出して活動する”探偵業”のひとつです。あやしい会社でもなければ、つきまとい行為(ストーカー行為)もカラダの関係も使いません。きちんと契約書を交わした上で、話術や心理テクニックを使って人間関係のもつれに対処しています。
正規の別れさせ屋と出会うには、注意点を知って自衛意識をもつことが大事です。
注意点①公安委員会への届出番号を明記しているか?
許可を得て活動している別れさせ屋は、自社HPに必ず「各都道府県公安委員会への届出番号」を表記しています。
届出番号のない会社は、無許可で活動している違法な別れさせ屋です。相談前にかならず届出番号の有無をチェックしましょう。
注意点②所在地や代表者名は明記されているか?
どんな会社でも、きちんと活動している企業であれば「所在地」「代表者名」は必ず公開します。会社の顔そのもので、信頼性の象徴だからです。届出番号と合わせて、公式サイトに記載されているか確認しましょう。
注意点③契約締結前の書類をきちんと発行してくれるか?
こちらも日常の取引ではごく当然ですが、探偵業では契約前の書面発行が義務付けられています。口頭の説明だけではなくきちんと書類をもらえるか、この点も悪徳業者を見分けるポイントです。
契約前の発行書類には「探偵としてどんなことをするのか」「調査&工作期間とそれに要するスタッフの数」「料金の内訳」といった大切な情報が書かれています。必ず入念に確認して、同意できると思ったらサインするようにしましょう。
別れさせ屋に依頼するときの注意点
別れさせ屋に依頼するときも、話す内容・希望の伝え方・これまでの経緯次第で成功率が大きく左右されます。
別れさせ屋に断られたり工作に失敗してしまったりする人は、依頼する段階でミスを犯しがちです。相談先の業者が決まったときに心得ておきたいことを紹介します。
注意点①事実を隠さず全て話す
「なぜ別れさせる必要があるのか」「これまでどんな経緯があったのか」という情報は、別れさせ屋のスタッフが一番聞きたいことです。
自分にとって不都合な事情を隠すと、それを知らないまま工作が始まってしまい、大きな失敗に繋がることがあります。
よくある隠し事の例:
- 以前、浮気調査したことがある。
- (復縁したい場合)別れの原因が自分の浮気だった。
- 問題の関係(不倫や浮気)を巡って、大ゲンカや金銭トラブルになったことがある。
- ターゲットと自分は知人関係で、過去に因縁がある。
関係者を傷つけないためにも、複雑なこれまでの人間模様を全てきちんと話しましょう。
注意点②自分の目標をはっきりさせる
別れさせ屋に依頼する人のなかには、こんな目的で相談する人もいると思います。
「まだ浮気は確定ではないけど、とにかく別れさせ屋に依頼しよう」
「二人が恋愛関係に発展する前に依頼しておこう」
この場合、どちらかといえば浮気調査がメインですよね。もし事実関係がはっきりした後、自分がどうしたいかイメージ出来ていますか?
復縁したい・相手に振り向いてほしい・浮気の証拠を残して有利に離婚したい等、ゴールラインをいずれ見定める必要があります。別れさせ屋と相談しながらでも大丈夫なので、自分が目指す最終的な目標や希望をはっきりとさせておきましょう。
「最初はうしろめたかったけど、依頼してよかった」と思うための重要な要素です。
別れさせ屋に依頼すると決めたら注意すること【まとめ】
別れさせ屋への依頼を決めたら「悪徳業者を見分ける」「事実を全て別れさせ屋スタッフに伝える」「最終目標をどこかで決めておく」の3点を守ってまずはきちんと相談しましょう。そして納得がいくのなら依頼です。
担当者がうまく引き出してくれますが、依頼する側の姿勢も大切です。参考にしてみてください。
別れたい、復縁したい、あなたのお悩みを解決するため、きちんと計画をたてましょう。
「後悔しない選択」のために
別れさせ屋に依頼を考えるとき、多くの方が不安や戸惑いを抱えていらっしゃいます。「本当に頼んでいいのか」「自分がそこまでする必要があるのか」といった葛藤は当然のものです。ですが、その感情を持ったまま曖昧に行動すると、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性もあります。
そこで大切なのが、「事前の整理」と「冷静な判断」です。別れさせ屋は、単なる復讐や感情任せのサービスではありません。むしろ、複雑に絡み合った人間関係を第三者の立場から分析し、適切な形で関係の清算や再構築を図る“問題解決のための専門家”なのです。
まず意識していただきたいのは、「依頼の動機」と「最終的にどうなりたいのか」を明確にすることです。「あの人を取り戻したい」「浮気をやめさせて夫婦関係を立て直したい」など、最終的なゴールが曖昧なままだと、途中でブレてしまい、工作や調査が失敗に終わるリスクも高まります。
また、感情的に相手を責めるような目的だけで依頼を考えている場合は、少し立ち止まって考えてみましょう。本当に必要なのは“別れ”なのか、それとも“気持ちを整理するための時間”なのか。自分の心の声に耳を傾け、冷静に向き合うことが何よりも重要です。
そして、信頼できる業者を選ぶことも、成功への大きな鍵です。届け出番号や代表者の記載、契約前の書面の発行といった「当たり前のこと」をきちんと行っている業者を選びましょう。実績だけで判断するのではなく、対応の誠実さや説明の分かりやすさ、質問に対する真摯な受け答えがあるかどうかも、大きな判断材料になります。
最後にお伝えしたいのは、「あなたの悩みは、あなただけのものではない」ということ。これまで数多くの方が、似たような問題を抱え、悩み、そして前に進んでこられました。今のつらい気持ちも、正しい知識と選択があれば、きっと整理されていきます。
不安なまま抱え込まず、まずは情報を整理するところから始めてみませんか?
あなたの大切な関係と人生が、より良い方向へ進むための手助けができれば幸いです。